野菜を食べよう
どうして野菜を食べなきゃいけないの?
野菜が苦手だった昔はよく思っていました。
そのとき何かの本でこんなことを読んだんです。
・・・野菜は光合成をして自らの体に栄養を蓄える、その栄養素は光合成ができない人間は野菜を食べることでしか補えない、だから野菜を食べることが大切なのだ、と。
植物は動物のように自分で動き回って栄養を取り込むことができません。
だから太陽と土と水から、成長するすべを作り出しているのです。
これってすごいことだと思いませんか?
植物は内に秘めた自分の力と自然の力だけで成長し、花を咲かせ、実を結びます。
野菜にはそんなミラクルな栄養素がぎゅっと詰まっているのです。
では人は野菜を1日にどのくらい食べたらいいのでしょう。
厚生労働省は大人であれば1日に350グラム以上の野菜を食べるようにすすめています。
目分量だと両手で山盛りいっぱい、小鉢であればだいたい5杯ぶんです。
ちなみに具沢山の汁物ならそれだけで約70グラムの野菜がとれます。

野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
それらは人の体の機能を正常に整え、疲れにくく、ストレスに強く、病気になりにくい体にしてくれます。
汗や体臭、加齢臭、トイレのあとのにおいがきつい人は、食事を野菜中心に変えるだけで大幅に改善されることも分かっているんですよ。
「野菜は食べているつもりだけど、まんべんなくいろんな野菜を食べられているか不安」という人は、野菜の色を意識してみてはどうでしょう。
白、緑、赤、紫・・・と、様々な色の野菜を交代でいいので食卓にのせれば、栄養バランスが取れているはずです。
でももっと簡単なのは「旬の野菜」を食べること。
旬の野菜には、その季節に人の体が必要とする栄養素がぎっしり詰まっています。
店頭での値段も安くなっていますし、季節感も楽しめるし、まさにいいことづくめです。
調理法も、サラダやおひたしばかりではなく、煮たり蒸したり炒めたりといろいろ試してみると、味にも栄養価的にも変化が出ます。
たとえばタマネギは生では血液をサラサラにする効果がありますが、火を通せば甘味も出て、成分が化学反応を起こすために抗酸化力が生まれるそうです。
野菜に含まれるビタミンA、C、Eは、皮膚や粘膜を健康にし、美肌を保ってくれる効果があります。
また野菜には「ファイトケミカル」と総称される、抗酸化作用の強い物質が各種含まれています。
これが野菜の色、香り、渋み、苦みの正体で、人の免疫機能を高め、体内にある活性酸素の働きを抑制し、老化を防いでくれます。
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現代人に多い胃炎や潰瘍の修復効果のあるビタミンUをはじめ、栄養豊富なキャベツ。でも水にさらしすぎは禁物です。

「カリウムの王様」といわれるジャガイモは、摂りすぎた塩分(ナトリウム)を排出してくれます。保存は直射日光の当たらない冷暗所で。

イライラ防止や、更年期障害の緩和効果もあるセロリ。ハリがなくなったら、氷水をはったコップに茎の先をさしてみましょう。

焼いたり天麩羅にしても美味。疲労回復効果のあるアスパラギン酸を含み、子どもから大人まで、みんなが大好きな春野菜です。

どうして夏の野菜のかぼちゃを「冬至かぼちゃ」と言って冬に食べるのでしょう? それはカボチャの持つ生命力と、かぼちゃの「追熟」に理由があります。

実の真ん中にある胚芽は、ぜひ取り残さずに食べたいもの。亜鉛や鉄、リノール酸、その他たくさんの栄養素が小さな胚芽部分に詰まっています。

水代わりにぴったりの水分豊富な夏野菜。炒めたり、おろしたり、漬けたり・・・。あっさりした味だからこそ、いろんな食べ方で楽しめます。

もともとは木陰などに生える野生種。大量に手に入ったら、甘酢漬けにしたり冷凍にして、夏ならいつでも手軽に食べたい野菜のひとつです。

主成分はでんぷんですが、カロリーは米や小麦の約3分の1。ビタミンCや食物繊維もたっぷりですから、美容に敏感な女性には欠かせません。

味も歯ごたえもよく、値段も手ごろで便利きのこの代表選手。和洋中といずれの料理にも合い、合わせる食材のおいしさを引き出してくれます。

こん棒のような形でビタミンB群が豊富。いもとしては珍しく生でも食べられる健康食材です。すりおろして冷凍しておくと、いつでも使えて重宝します。

根元の赤い部分は栄養豊富で甘味もあるので捨てずに食べましょう。ゆですぎは食感が落ちますから、沸騰した強火のお湯に入れて約2分で引き上げます。

ブロッコリー人気におされて生産量が減少しつつも、免疫効果アップや疲労回復効果もあって見逃せない冬野菜。しゃくしゃくした独特の食感はクセになるおいしさです。

じっくり煮込んでおでんにしたり、あっさりさっぱりの大根おろしにしたり。消化酵素のジアスターゼは熱に弱いので、消化を助けたいときは生で食べましょう。

胃もたれ解消、消化促進効果もある春菊。鍋だけではなく、炒めたりペーストにしたり、いろんなアレンジで楽しみましょう。

体のサビを落とし、日常的に進行する体の酸化を予防することがアンチエイジングの基本。見た目だけではなく、内側からの若々しさを目指しましょう。

糖尿病の方にいい野菜は、食後の血糖値の上昇を抑えたり、インスリンを分泌させるすい臓の働きをサポートしてくれるもの。調理法と合わせてご紹介します。

便秘解消には食物繊維豊富な野菜がおすすめです。食物繊維には不溶性と水溶性があるので、便や腸の様子に合わせて必要な野菜を食べ分けると良好な排便が期待できます。

野菜の栄養をおいしく無駄なく摂りましょう。ポイントは食べあわせと調理法。実は、昔から食べられてきた調理法に先人の知恵があったことを再確認できます。

野菜はそれぞれに最適保存方法があります。腐りやすいモヤシも、しおれやすい青菜も、正しい保存法を知れば料理がずっと楽しくラクになります。
