HOME > 野菜を食べよう > 秋が「旬」の野菜 > 長いも

長いもは、自然薯(じねんじょ。天然の山いも)や、銀杏いも(いちょういも。関東ではヤマトイモとも言います)などと同じ山いもの一種で、比較的水分が多く粘りは控えめ、成長が早いために自然薯や銀杏いもより値段も手ごろです。
触っていると手がかゆくなるのは、皮付近に含まれているシュウ酸カルシウムの細かい結晶が手の表面に刺さるため。
この成分は酸に弱いので、調理後に酢をたらした水で手を洗うとかゆみはすっとなくなります。
包丁を入れていないものは冷暗所で3~4ヶ月程度も保存がききますが、切ってしまったものは切り口から変質してくるので、切り口をラップで覆ってできるだけ早く食べきりましょう。
主成分はでんぷんなので本来なら加熱をしないと食べられないはずなのですが、長いもなど山いも一般は、でんぷん分解酵素のジアスターゼが豊富に含まれているので、生のまま食べることができる唯一のいもとなっています。
拍子木切りや千切りにして、のりをかけてダシしょうゆで食べるのが最も一般的ですが、佐賀など九州地方で一般的な、ぴりりと辛いゆずコショウとしょうゆで和えると、大人向けの酒肴としておすすめです。
栄養素としては、ぬめり成分のムチン、ビタミンB群とC、食物繊維、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
ムチンは細胞を活性化して老化を防ぎますし、前述の消化酵素のジアスターゼは胃の消化を助けるので、胃の調子の良くない人にもおすすめです。
調理法ですが、つるつる手をすべらせながら包丁で切っているのは結構面倒なもの。
そんなときはビニール袋に入れて、空き瓶や、包丁の柄で適当な大きさに叩きつぶす(叩き割る)と簡単です。
まな板が汚れないのもいいですね。
叩いた山いもを梅肉で和えるのは、我が家の超簡単メニューのひとつ。
輪切りにして、しめじや牛肉と一緒にオイスターソースで炒めるのもおすすめです。
すりおろして「やまかけ」で食べる場合は、すったあとにすり鉢ですると、食感が滑らかになって味わいが上品になります。
すりおろした山いもと小麦粉を合わせてホットプレートでやけば、簡単おやつに。
もちろん、キャベツなどの具を入れてお好み焼きにするのも良いでしょう。
買うときの鮮度の見分け方は切り口です。
ここが真っ白で変色していないものが良品。
鮮度の落ちたものは、皮の色が沈み、黒い斑点が出ていたりします。
ちなみに長いも、山いもは栄養豊富なのですが、残念ながら人によってアレルギー反応が出ることがあります。
山いもアレルギーの人は、そばやお好み焼き、練り物などのつなぎとして山いもが使われているだけでもアレルギー反応が出るので、よく注意をすることが大切です。