HOME > 野菜を食べよう > 夏が「旬」の野菜 > きゅうり

体積の約9割が水分というきゅうりは、栄養価も低く「世界一栄養がない野菜」としてギネスブックにも登録されています。
私たちが食しているキュウリは、実はまだまだ赤ちゃん、つまり未成熟だということにも理由があります。
でもだからこそ、汗を大量にかく夏場には水代わりとしてもたくさん食べたい野菜です。
えぐみがあるときは、塩をふってまな板の上でごろごろ転がす「板ずり」をしましょう。
きゅうり表面のイボもえぐみもとれ、色も鮮やかになります。
買うときは表面のイボがとがっているほど新鮮と言われていますが、最近は表面にイボがなく、つるつるとした「フリーダム」という品種が主流になっているので、イボだけでは決められません。
かつてきゅうりは、「ブルーム」という品種がほとんどでした。
これは皮の表面に、水分の蒸発を防ぐために自らで白い粉を出していた品種でしたが、その白い粉が農薬と間違われて人気が落ちたため、現在は表面にブルームの出ないきゅうりが多くなりました。
いまどきのきゅうりの鮮度を見分けるときは、きゅうりの頭やおしりをみて、そこにハリがあって色が黒ずんでいないものがいいでしょう。
栄養素としては、少量ですがビタミンCやカリウムが含まれています。
薄切りでサラダに、千切りでそうめんの付け合せに。
そんな使い方が夏では一般的ですが、豚肉、鶏肉と一緒に味噌や焼肉のたれで炒めてもおいしいものです。
ズッキーニの代わりに夏野菜カレーの具としてもおすすめです。
ぬかづけも美味
10時間ぬかに漬けるとぬかの栄養素が入り込みビタミンBが5倍に、24時間漬けると10倍になるというデータもあります。
「タコとキュウリの酢の物」も我が家の定番です。
酢:砂糖:醤油=3:2:1が、我が家の黄金レシピです。
板ずりしたあと、熱湯に5秒ほどくぐらせたきゅうりをぶつ切りにして細かな飾り包丁を入れ、タコと一緒に酢タレで和えます。
ぱらぱらと白ゴマをふったり、大人向けなら上にハリ生姜を天盛りにしてもいいでしょう。
きゅうりは、ワカメと合わせた酢の物のように、酢と合わせて食べる家庭が多いようですが、それはとても理にかなっています。
きゅうりにはビタミンCが含まれていますが、一方でビタミンCを壊すアスコルビナーゼという酵素も含まれていて、この酵素の働きを抑制してくれるのが酢などに含まれる酸だからです。
さて、スタミナをつけたい夏に欠かせない料理のひとつが焼肉ですが、そのとき、大根おろしのようにすりおろして水分を軽くしぼったきゅうりをたっぷり用意しておくと、口もさっぱりとして、肉の食べすぎも防げますよ。