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子どもには、その独特の香りと味であまり人気のない春菊ですが、香りのもとであるα―ペネン(アルファペネン)、ぺリルアルデヒドは自律神経に作用し、胃腸の働きを整え、食欲の増進、胃もたれの解消、消化促進などの効果を発揮してくれます。
抵酸化力を持つカロテンも貧血を改善してくれる鉄分も、ほうれんそうよりも多く、ビタミンB2、C、E、カルシウムも含まれ、がんの予防、肌荒れ改善、便秘など、様々な健康増進効果があります。
また、春菊の絞り汁は血圧を下げる効果があるとか、痰を切って咳を治めてくれる効果があるとも言われているので、そのような体調不全のある人は試してみる価値はありそうです。
ゆでるときは短時間がよく、ゆでたあとは色止め、アク取りのために、流水にさらすことも忘れずに。
鮮度が落ちると茎が筋張ってくるので、買ってきたら早めにゆでてしまうのがコツです。
もしもクタッとしおれていたら、全体を水でさっと洗ってしばらく置いておくと、しゃきっとした姿に戻ります。
店頭で買うときは、茎が太すぎず、葉っぱの中に黄変したり、黒くつぶれた部分がないものを選びましょう。
最近は「スティック春菊」という、生で食べられる茎が長くてきゃしゃな春菊も売られていて人気です。
カロテンは体内でビタミンAに変わります。
ビタミンAが不足すると、夜になると物が見えづらくなるといった鳥目、または明るいところから暗がりに入ったとき、またはその逆のときに目が慣れるまでに時間がかかったりという視力障害が起こります。
カロテンを効率よく体内に吸収させるのは、油やたんぱく質と一緒に摂取することです。
ですから豚しゃぶ鍋のときに一緒に食べたり、オリーブオイルやごま油で炒めて食べる、またはごま和えにするという食べ方は、とても理にかなっているのです。
冷凍保存もできますが、生のときより筋が咬み切りにくくなるので、フードプロセッサーでペーストにしてから板状に凍らせるほうが良いでしょう。
カレーの隠し味にしたり、レンジで解かしてチャーハンと一緒にいためたり・・・と、自分なりのアレンジ法をいろいろ試してみてくださいね。
料理にすぐ利用できるよう、瓶詰めで数4~5日は保管できる「春菊ペースト」もおすすめです。
堅めにゆでた春菊、にんにく、オリーブオイル、塩コショウ、エキストラバージンオイルなどと一緒にフードプロセッサーでペーストにしたら出来上がり。
焼きあがる少し前の白身の魚の皮面にこのペーストを塗って完成させると、いつもと違う小料理屋風の焼き魚が楽しめます。
「春菊の白和え」もおすすめです。
白ゴマと豆腐をすり鉢ですって、味噌とみりんで味付けし、そこにゆでて短めに切った春菊を和えて出来上がり。
お子さんには砂糖を増やすなど甘味を少し濃くしてあげると喜ばれます。
小鉢にこんもりと盛り付けて召し上がれ。