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昔に比べてアレルギーの人が増えているそうです。
うちの子どもは2人ともそうですし、私の友人にも山芋アレルギーの人と、そばアレルギーの人がいます。
山芋アレルギーの友人は、山芋をつなぎとして使ったお好み焼き、はんぺん、山芋粉末を入れた加工品にも反応して、
食べて数分で呼吸が苦しくなり、口の中と唇が赤く腫れてかゆみを伴います。
そばアレルギーの友人は、アレルゲンがそばだけに相当大変なのじゃないかと心配していましたが、その人の症状は非常に軽度です。
なにせ「そば好き」と自称してくらいですから、食べたあと口が少々かゆくなったり、首筋に少し湿疹が出たりする程度で、まったくやり過ごせる範囲なのだといいます。
でも「そばの皮まで練りこんだ十割そば」や、そば粉100パーセントの「そばがき」、どろりとしている濃厚な「そば湯」は、ひどい目にあったことがあるからと絶対に口にしません。
友人A子ちゃんは、普段はまったくアレルギーのない元気な女性なのですが、ストレスや過労や睡眠不足が続くと免疫力が落ちるという体質で、そういうときはたとえば食事のあとなどに、突然ジワジワじんましんが出るのだそうです。
病院に行っても「免疫力が落ちると体は簡単にいろんなものに負ける。食べ物かもしれないし、温度変化や粉塵や、そのへんにある雑菌かもしれないとか」と言われ、結局どこに行っても「過労性アレルギー」と言われて終わるのだそうです。
アレルギーと免疫は、切っても切れない密接な関係にありますから、ここでちょっと免疫のお話をしましょう。
現代の免疫学は、牛の乳絞りをして牛痘に感染した人たちは天然痘に感染しない、ということに気づいたジェンナーという人が、1796年に予防接種を行ったことが始まりです。
このように一度感染を経験すると、同じ感染には二度はかからないという現象を、「病気を免れる」という意味で「免疫」と言われるようになったそうです(狭義の免疫)。
免疫現象は、病原体以外の異種タンパクが生体に侵入した場合にも起こります。
たとえば違う血液型の血を輸血したときも、生体が自己と非自己を識別して、非自己を排除しようとして強い拒絶反応を示しますが、それも今は免疫のひとつと考えられています。
生体なので目的は「自己防衛」という生体を守るために有利な反応のはずなのですが、中には自己に対して傷害性に作用する不利な反応もあります。
この、生体に対して不利な反応が「アレルギー(過敏症)」です。
花粉症、食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎…いずれのアレルギーも、その反応の舞台となる臓器が違うだけで、理屈はほぼ同じということらしいです。