HOME > 家族を愛するママのためのページ > アトピーについて > なぜアトピーになるのか?
アトピーの発症は、生まれつき肌が弱かったという人もいれば、ライフスタイルや生活環境の変化によって引き起こされる場合もあります。
それらをまとめた上で、アトピー性皮膚炎の原因は大きく二つに分けることができます。
まずは、皮膚のバリア機能の低下という「皮膚の問題」です。
皮膚でバリア機能を果たしているのは角質層と呼ばれる1番上の層ですが、健康な角質層は、水分保持や外部の刺激から皮膚を守る役割を担っています。
角質層は一層からなるのではなく、折り重なりながら、その間にセラミドという細胞間脂質を満たし、ちょうど何層ものクレープ生地の間にクリームを挟んだミルフィーユのような状態になって高いバリア機能を保っています。
ところが、生まれつきこの角質層がもろかったり、化学物質を良く使う職場で肌が弱くなってしまったり、または常に人工的な温度管理の部屋で肌組織が自発的に活動する要素のない環境で肌を極端に脆弱にしてしまったりなど、様々な原因で角質層のバリア機能がうまく働かなくなる人がいます。
これが「肌の問題」で、アトピーになる人のメカニズムです。
影響するものとしては他に、食品添加物や偏食などの食習慣、化学物質に触れやすい環境(衣・食・住)などもあります。
アトピーの人は角質層内におけるセラミドが不足しているため、水分が保持できずに肌がカサカサしています。
また、バリア機能が弱いので、簡単に皮膚からアレルゲンとなる物質が進入してしまいます。
アトピー性皮膚炎のもうひとつの原因は、「免疫機能の異常=アレルギー」という「体の問題」です。
人の体は、外部から体内に入ってきた細菌などの異物に対して「顆粒球」という免疫機構が戦って自身内に取り込み、そして消化吸収します。
もっと小さな異物(抗体)が入ってきたときは、「リンパ球」という免疫機構が抗体をきちんと処理してくれます。
この「顆粒球」と「リンパ球」は、割合が一定に保たれることでほとんどすべての異物をうまく退治するようにできていますが、アレルギー体質の人は、この免疫機構のバランスが崩れているようなのです。
または、自律神経系のバランスが先に崩れているので、ひきずられるように免疫機構も正常ではなくなっています。
それでアトピーが発症します。
ちなみ自律神経系は、ストレスや過労、環境の変化、慢性化した運動不足などで簡単にバランスを崩します。
皮膚のバリア機能の低下と免疫機能の異常は、単独でもアトピーを発症させますが、だいたいはこの二つが複雑に絡み合い作用し合いつつ、アトピーを発症させると考えられています。