HOME > 家族を愛するママのためのページ > 野菜嫌いのお子様に > 食育の重要性
食育とは、平成17年6月10日に成立した「食育基本法」に基づいて決められている概念で、国民1人1人が一生を通じて健全な食生活を実現できるよう、食に関する知識、食を選択する正しい判断力を身につけるための教育・取り組みのことです。
「子どものための食育教室」や「大人のための食育講座」などが全国あちこちで開催されている現状なのでまだまだ普及途上ではありますが、単なる料理教育とは違って、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についてなど総合的な内容で、それはすべて豊かな人間性を育てる基本となっているのがわかります。
「食育基本法」という名のもと、国家レベルで食の教育に取り組んでいる国は世界的にも例はありません。
この法律ができたきっかけは、産地偽装などの事件・問題が次々と発覚して日本の食の安全が根底から揺るがされたり、これから日本を担っていく子どもやその親、そして若者全体の食意識の低さが次々明るみになったりということなどで、国が危機感を持ったためです。
ただ、「食育」という言葉の誕生は古く、初めて世に出たのは明治30年(1897年)頃です。
当時の西洋医学や栄養学を批判し、正しい食の教育の必要性を説いた医師の石塚左玄の造語です。
ちなみに現在の日本における食育の第一人者・服部幸應氏は、「食」の漢字を「人」と「良」というように上下に分けて読み、「食育とは人を良く育てること」と言っています。
世界中から今の日本は、もっともおいしくて、もっともたくさんの種類の食事ができる豊かな国だと憧れられています。
ところがそんな日本は、食糧自給率は40%前後とあまりにも低く、若者の和食離れ、ファストフード依存度の高まり、食の安全神話の崩壊など、食についての問題をあまりに多く抱えてしまっているのが現状です。
今、世界各国の人が日本食のおいしさ、素晴らしさをどんどん真似しているというのに、その当事者である私たちの日本人の家庭の食卓はどうでしょう?
日本食どころか食の大切さそのものさえ、ないがしろにされています。
こんなに食が豊かな時代なのに、親が与える食事の栄養に偏りがあるせいでキレやすい子、疲れやすい子、好きなものしか食べない子、それでいいという親、10代で糖尿病になってしまった子・・・・と、問題のある子どもや親が増えているのは深刻な問題です。
大切なのは、生きる基本である食の大切さを個々人レベルで理解すること。食があふれている時代だからこそ「食育」を通した正しい知識が、子どもにも大人にも、すべての人に必要なのです。