HOME > 安心食材を選ぶ
市場には、たくさんの誤解があふれているような気がします。
たとえば、お金をたくさん払ったのだからこの食材は安全なはず、とか、虫を殺すような農薬を使っている野菜や果物はすべて農薬の量にかかわらず人体には最悪だ、とか。
確かに体に安全ないい食材を作ろうとしたら、育てるのも大変で人件費もかかるので、多少とも高価になるのは当然でしょう。
でも価格と安全性は決して同じではありません。
パッケージやブランドバリューだけで値段をつり上げたり、安全性を無視した、自称「高付加価値」な商品もあるからです。
老舗だから大手だから間違いなしというのも、もう昔の話。
消費期限や産地が偽装されていたという事件は、私たちの記憶にまだ新しいはずです。
大切なのは「見てくれ」や「情報」に騙されない選択眼を持つことです

特に口に入れるものはそうです。
そして自分の目で見て判断し、信頼できる店や業者を選ぶことが大切です。
農薬も現在日本で使われているものは、一生涯を通じてそれを使った食材を食べ続けても健康には害がない、というラインの8割にとどめてあると言われています。
日本の食材へのチェック機構は厳しく、トレーサビリティ(生産者履歴追跡)というルールにのっとった生産・流通方法は、一定の安定基準をクリアした食材を浸透させることに非常に役立っています。
また、消費者が安心して購入できるようになることはもちろん、生産者サイドの(安心で安全な食べ物を作らなければ)という意識向上にも貢献しています。
ですから私たち消費者も、安全な食品をより増やしてもらうために、できることをすることが大切です。
たとえば消費者も、自発的積極的に、自然界の法則や食材が私たちの食卓にのるまでどんなルートを経ているのか、どうやって作られているのかを知ることです。
「虫の食った野菜を売り物にしないでよ」と怒る前に、じゃあ農薬をたくさん使ってもらったほうがいいの?
とか、農薬を使わないメリットと使うメリットは?
ということをどれだけ知っていますか?
と、私は聞きたいです。
化学肥料や農薬も、人にとって必要だと判断されたから使われるようになったのです。
たとえば農薬がなければ、未だに生野菜サラダは食べられなかったでしょう。
寄生虫に侵されるリスクが高いからです。
でも一方で私たちは、必要最低限以上に農薬などが使われた野菜を拒否していいし、選択できることも事実です。
そのために勉強と知識が必要なのだと私は思っています。
大切な家族の食卓を守る主婦として、安心できる食材の選び方や、調理時に安全のためにすべきコツは決して難しいものではないのですから。