HOME > 安心食材を選ぶ > アレルギー表示の見分け方 > 特定原材料の表示
アレルギー患者が多いということで加工食品のパッケージ等に表示が義務化されている7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生、えび・かに)を、「特定原材料」といいます。
これに対して、表示が推奨されている18品目(あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ、鮭・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・桃・山いも・りんご・ゼラチン・バナナ)を、「特定原材料に準ずるもの」と呼びます。
特定原材料に準ずるものでも、一定の頻度で重篤な健康被害を起こす患者さんがいますので、製造者側は積極的に表示することが良いとされています。
なお特定原材料の表示義務は、一般消費者に直接販売されない業務用や加工食品の原料にも、表示は義務付けられています。
表記に関しては、子どもからお年寄りまで読み取れ、かつ理解できるように、「代替表記」というものが認められています。
「鮭」であれば、「さけ」、「サーモン」、「しゃけ」でも良いということです。
食物アレルギーの原因物質は、時代の変化とともに変わっていく可能性があるため、厚生労働省の食物アレルギー研究班で常に実態調査・科学的研究を行い、新たな知見・報告をもとに特定原材料等の表記見直しが行われています。
食物アレルギーの日本における有病率は、乳児で10%、3歳児で約5%で、全年齢を平均して1~2%程度であると報告されていますから、有病者は実に100人に1人です(その中で卵アレルギーが最も多く、38~39パーセントを占めます)。
うちの6歳になる長男は食物アレルギーがあり、「年をとれば治るの?」と最近きいてくるようになりました。
「好き嫌いをなくして、いっぱい食べていっぱい運動して強い子になれば治るよ」と私は言い聞かせています。
実際食物アレルギーは、乳幼児の消化力が弱いこと、乳幼児の発達過程の腸管の壁が未消化の物でも通しやすいことによって発生するというのが基本的な見解ですから、年齢とともに腸管が完成していけば食物アレルギーの症状も一般的には緩和されていくはずです。
ただ、体質により完治しない人もいます。
とはいえ悲観的にならず、特定原材料の表示を上手に有効利用し、できる範囲で豊かな食生活を送って欲しいと思います。